要らない物がさっさ売れる


未だ暑さに喘いでいた9月初旬、訪れたアメリカ西海岸の何と寒いこと。
過去何度も訪れているので様子は良く判っているつもりでして来た支度は役に立たずかなり太めの私はご主人のジャケットを借りて震えていました。荷解きも済んで少し落ち着いた頃「もうじきインデアンサマーがやって来て暑さがぶり返すと思うけど間に合わせの衣類でも買ったら、と近くの町に連れて行ってくれました。覗いた店は何と不用品の専門店。綺麗に手入れされた衣類から靴、鞄、食器、アンティック。中古品とまだタグの付いたままの新品までが広い売り場一杯に並んでいました。商品の間をうろうろしている客層を見ても、表に停めてある車を見ても生活に困っている様な人には見えません。友人に言わせると2〜3年で小さくなると判っている子供物や普段着はここで十分。と新品の男物の革靴を信じられない値段で買っていました。私も気に入ったジャケットを手に入れることが出来てご機嫌。中古と言えどよく手入れされていて使用に何の抵抗も感じません。アメリカと比べ、はるかに狭い家の中に捨てもならず貰い手も無いまま不用品を積み上げてある我が家に比べこの合理性をつくづくうらやましく感じたのは私だけでしょうか。