2017-01-01から1年間の記事一覧

若しかして私はスーパーエイジャー

愛の里のお世話になって足掛け4年、死ぬことすら忘れる程の多忙な日々を過ごし間もなく く95歳を迎えます。三食昼寝付のつもりで決めた当所、他の多くの人の様に食事以外部屋でごろごろしていても何の支障もありませんが、人一倍好奇心<野次馬根性>の強い…

奇遇

薬が切れたので久し振りで病院を訪れた時の話です。割合混んでいるので大分時間が掛かりそうだとフト隣を見ると80過ぎに見えるお婆さんの膝に置いたバッグからボールペンの頭が覘いている。メモ道具を持ち歩く位の人なら話し相手として不足ないだろうと<暑…

恐怖のDNA

私の名付け親である大伯父は親族きってのインテリで一族一の横紙破り。未だに一族の語り草になっている逸話があります。頃は明治の終わりか大正の初めの頃、酒に酔った大伯父が所も有ろうに御堂筋で立ちションをやらかし忽ち巡査に捕まった。オイ、コラ、の…

名前の由来

XX豊野 姓だけでも20画もある下の名前がこれ。小学校低学年の頃この字画の多い姓名に どんなに親を恨んだことでしょう。私も小山ハルさんだの田中正子さんの様に簡単な名前なら もっとゆっくっり検算もでき若しかしたら100点が貰えたかも知れないのにと…

花まつり

4月に入ると間も無く食堂の入り口に <4月8日は花祭りの特別メニューです>の掲示。へぇー、今でも花まつりのお祝いをする所があるんだ。と思いは80余年前の花まつりに一足飛び。その頃私は東京も郡部に近い蒲田に住んでいました。 例年花まつりの日にはあち…

思い付くまま

以前にも書いたように転勤族の娘に生まれた宿命と諦め、あこがれ続けたお雛様。結婚もしなかったので初孫にかこつけて買う事も出来ないまま90を過ぎてご厄介になった愛の里の初めて迎えた雛祭り。館内のあちこちに溢れる雛飾りに目を見張り、用も無いのに…

しゃべりたがり

アメリカの友人宅にビザの期限一杯三ヶ月滞在する事4〜5回。友人は日系二世で言葉に不自由は無いが』訪れる友は殆どは白人。遠来の客人をもてなそうと、色々話しかけるが、殆ど通じない。それでも、えらいもので4回目の訪米辺りから話題だけは判るようにな…