2013-01-01から1年間の記事一覧

賛婆inカリフォルニアagain

*トラウマのカレー 遊びに行っては長期滞在をさせて貰う日系二世の友人は、大のカレー嫌い。滞在中の私の手料理を楽しみに待っている彼女なのにカレー粉の匂いのする物は一切ご法度。ところが同居することになった一人娘の夫君がバングラデッシュ出身。娘は…

思い付くまま

某日、小学校以来の友人と恒例の讃婆会で三朝温泉に出掛けました。一瞥以来の積もる話の種も尽きた頃、宿舎備え付けのパンフレットを眺めて居た友人が「近くに美術館が有るらしいよ」との事に、どれどれと覗き込むとヴァイオリンの工房が付属しているらしい…

 餌に釣られた高校入試

近在一の俊足を買われてサッカークラブに入り、古参のクラブ員に混じって走り回っていた、又甥が何を思ったのか、再度の慰留を蹴飛ばしてギターに転向。休みの日には8時間に及ぶ猛練習。目前に迫った高校入試をどうするつもりかと聞くと「なまじ進学校に入る…

讃婆inカリフォルニアagain

数度の訪米中に大統領の選挙に遭遇したことがあります。滞在先が田舎だった所為か日本の様に宣伝カーも走らず、政見発表は専らテレビだけのようでしたが、人々の選挙に対する関心は凄い日頃仲の良い飲み仲間がグラス片手にオバマだ、ロムニーだと、掴みあい…

昔取った杵柄

今や五十路の坂を越えた甥達が未だ小学生だった頃「スケートに連れてって」とせがまれました。日頃「伯母ちゃんの子供の頃は冬の遊びはスケートしかなかったから、スケートなんて靴代わりだ」と散々吹いていたので今更後にも引けず、30年のブランクを危ぶみ…

グレーハウンドバスで逢った女の子

今は昔、初めてアメリカに行った時の赤ゲットウ物語。海外ではお金よりパスポートの方が大事だと先達から散々叩き込まれて来ました。滞在先の私の部屋は一番奥。キッチンからそこまでに外に通じるドアが二箇所。おまけに鍵を掛ける習慣も余り無い。尤も不審…

アメリカの郵便受け

若い人達ならパソコンなり携帯のメールで間に合うけど、一番連絡の欠かせない友人達は皆超高齢者。電話と言う利器も耳が遠いので嫌がる。勢い通信手段は郵便と言う事になる。ここに問題がひとつ、ポストが遠い!! それにつけても思い出すのがアメリカの郵便…

ご馳走さま     

滞在中のある日、滞在先の家族や日本から遊びに来た共通の友人達と共に買い物に出かけた時の事。昼時になったので久しぶりの事だしと日本食のレストランに入りました。今回もまた三ヶ月もお世話になるし折からの円高で懐の暖かかった私は気前よく「今日のお…

小さなコスモポリタン   

アメリカの友人宅を我が家同然に出入りしている韓国三世の親友があります。 両親ですら日本生まれの日本育ち。彼女に至っては韓国語はおろか祖国の土も満足に踏んだ事がないでしょう。戦前、父の転任で長らくソウルで育った私が色々彼の地の事情を教える始末…

5000ドルで買った指揮権 

今回は夏休みの最中でもあり色々催しごとに接する機会に恵まれました。某日海岸近くの公園に仮設ステージを設けてコンサートが開かれました。私の友人がチェロの主席奏者を勤めている交響楽団の主宰で。砂浜に続く芝生の上に銘銘が持ち込んだキャンバスの椅…