新しき門出 敬老の日

1階のロビーに <敬老の日には特別メニューが出ます> と掲示してありました。入所以来、歯応えのない食事に辟易していた私は、親しくなった友達に「まさか小豆粥に豆腐の田楽なんてことはないだろうね」などと冗談を言っていましたが、当日出されたお弁当を見て吃驚。長方形の杉の折箱二つに詰め込まれたお料理は<下部写真>まさに豪華絢爛。平均的庶民の私など一年に一度お目に掛かれるかどうかという代物。汁椀の底に潜んでいたのは人参と大根を薄くスライスして細工切りにした鶴と亀。一流料亭顔負けの手間仕事に思わず歓声。
これ全部厨房の人達の手作り?常々、施設長さんが「うちの売りは食ですから」と豪語するのも納得。