思い付くまま

某日、リハビリを受けに行く為バス停で待っていました。歳の所為か(93歳)立っているのが段々苦になりはじめたので、早目に出かけて誰も居ないベンチに腰を掛け待っていました。その内近くの学校が引けたと見えて小学校低学年の子供達が1クラス分位い集まって来ました子供好きの私は久し振りに聞く子供達のかん高いお喋りの声を楽しんでいました。場所柄から、てっきり、スクールバスを待っているものとばかり思っていたのに、路線バスが着くと同時に乗車口に我先にと殺到し始めました。以前読んだ本に観光に訪れた外国人が先ず驚くのが、落し物が戻ってくる事と行列の割り込みの無い事だと有りましたが、その美徳も過去の伝説に成り果てるのでしょうか。思わず大声で「どきなさい、先に来たものを先に乗せる」と怒鳴ると、まるで聖書の海が割れた様に乗車口まで通路が開けました。何と素直な子供達。ルールを知らないだけで先輩の教えには従う子供なりのモラルがあるようです。高校生達は学園の外の公道の清掃してくれるので通りすがりに「有難う、何時もご苦労様」と声をかけると白い歯をみせて、にっこり「おはようございます」その日は一日中ほのぼのとした良い気分です。
今日私に怒鳴られたチビちゃん達も早くお兄ちゃん達のようになってね。