縦割りの遊び友達

      
近頃の子供は塾だ習い事だと忙しく友達を作る暇もないらしく、一人で行動しては変質者の犠牲になることがある様です。我々の子供の時は学年に関係なく近所に住む者は皆遊び友達でした。大きい子が先頭に立って、めだかをすくい、トンボを追いかけ、八幡様の森で椎の実を拾いました。何か問題が起きても年長者が何とかしてくれていました。推さない子供達の集団は無力でも縦割りの仲間ならそれなりの分別のある年齢の子も混じっていたからでしょう。その代わり悪い事もちゃんと教えられました。他家の柿を盗む張り番に立たされたこともありましたが、見付かって逃げる時は一緒に連れて逃げてくれました。少なくとも小学校の間は放課後に一人ぼっちだった記憶はありません。携帯電話やゲーム機を相手に一人で楽しんでいる今の子供達と、どちらが幸せ?